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昨今、少子高齢化が進み、介護や医療の必要性は年々高まっています。
そんな医療職の中でも、本記事では理学療法士の将来性に焦点を当てていきます。
「これから理学療法士になりたい」と思っている人にとって、理学療法士の仕事は将来的にも需要があるのか、将来性はどうなのか、という点は、とても気になるポイントですよね。
ぜひ本記事を読んで、これから理学療法士をめざす指標の一助になればと思います。
まずは、理学療法士の現状と将来性について考えていきましょう。
日本は今、超高齢社会を迎えようとしており、2035年には人口の約30%、2060年には40%が高齢者になると言われています。
また、単に高齢者が増えるだけでなく、急速な医療の発展に伴って平均寿命も伸びており、医療・介護の現場では年々人材不足が嘆かれています。
そのため、リハビリを行う理学療法士の数も年々増えてきています。
一見、理学療法士の需要は高まり続けているように思えますが、実は高齢社会を追い越すように、理学療法士の数が増大しており、、現在のPT業界では理学療法士の飽和状態も懸念されています。
つまり、資格を取ったから安心というわけではないということです。
それでは、今後の理学療法士の将来性はないということになるのでしょうか。
次は、理学療法士の今後についてみていきましょう。
厚生労働省の調べによると、2040年頃には、理学療法士の供給数が需要数の1.5倍になると予測されています。
高齢者の増加に伴い、理学療法士の市場は拡大し続けますが、供給数も上がるため求職者の数も増加していきます。
理学療法士の中でも競争化が激しくなり、社会のニーズに合わせた専門性やスキルを持った理学療法士に仕事が集まっていくと考えられます。
このような状況を受け、厚生労働省では教育の質向上に取り組む動きが始まっています。実際に、令和2年度には理学療法士・作業療法士の履修単位の引き上げが行われました。
理学療法士の数が増えすぎているから、就職は難しいのだと悲観的になるのではなく、需要の増加に合わせて自己啓発に努め、専門性を高めることが重要です。
社会の変化に合わせて柔軟に対応し、多様なニーズに応えることで、理学療法士としての将来を築いていくことが期待されています。
次に理学療法士の将来性を活躍の場という視点でみてみましょう。
理学療法士の現在の主な職場と将来的な予想について解説します。
日本理学療法士協会は、ホームページで登録している理学療法士の就職分布図を紹介しています。
その中で、就職先の割合として一番多いのが病院で約55%という結果でした。
つまり、半数近くの理学療法士が病院以外の職場で活躍していることになります。
その他の医療機関には、次のようなものが含まれます。
・医療福祉中間施設(介護老人保健施設、老人デイサービス)
・老人福祉施設(特別養護老人ホーム、介護付き有料老人ホーム)
・児童福祉施設(重症心身障がい児施設)
・訪問看護ステーション
・大学・養成施設教員
・スポーツ施設
・一般企業
中でも、訪問リハビリを行う訪問看護ステーションの数は過去10年間で2倍近くに増加しています。
さらに、今後は住民の健康意識の高まりにより、フィットネスや予防リハビリの需要も増加すると予想されます。
健康維持や予防の重要性が広く認識される中で、理学療法士として健康促進や予防の分野でも活躍する機会が増えるでしょう。
フィットネスクラブやスポーツ施設、企業の健康管理部門などでの活動が期待されます。
理学療法士は、病院だけでなく地域の施設や予防リハビリの分野でも重要な役割を果たしています。
さまざまな活動の場で専門知識とスキルを活かし、人々の健康と生活の質を向上させることが理学療法士の使命となっています。
競争が激化する中で、理学療法士には自己成長や専門性の向上が求められます。
それでは、具体的にどのようなことが求められているのか見ていきましょう。
競争化社会の中で、理学療法士には自身の得意分野を見つけることが求められています。
自分の強みを発見し、それをさらに磨くことで、他の競合者との差別化を図ることが重要です。
例えば、認知症予防や呼吸器リハビリなど、特定の領域に特化することで、専門性を高めることができます。
自分の得意な分野を見つけ、専門知識やスキルを磨くことで、理学療法士としての価値を高めましょう。
理学療法士にとって、今後の療法士の動向や社会的ニーズを理解することも重要です。
近年、PTの数は増加し続けており、今後も競争は激しくなっていくでしょう。
そのため、単に働けばいいのではなく、どこに需要が集まっているのか、将来性が高い分野はどこなのかなどを把握することが必要です。
自身で問題意識を持ち、市場の変化やトレンドを把握することで、需要の高い分野に的確にアプローチすることができます。
自分自身が業界のニーズに敏感であることが求められるのです。
自己啓発を行い、常に情報を収集し続けることで、理学療法士としての競争力を向上させましょう。
質の高い理学療法士になるためには、研究的な視点を持つことも重要です。
自らがリハビリ業界を支える立場として、主体的に研究者としての役割に取り組むことが、現在の現場では求められます。
そのため、自身の知識や技術の向上に努めると同時に、業界全体の発展に貢献するための研究活動にも積極的に参加しましょう。
研究的な視点を持つことで、理学療法士の専門性の向上と業界の発展に寄与することができます。
ここまで「理学療法士の将来性」をテーマに解説してきました。
現在の理学療法士の数は増え続けており、飽和状態も懸念されていますが、決して将来性がないわけではありません。
高齢者の増加に伴って、需要の増加が予想されるため、将来性のある仕事といえます。
しかし、競争化も激しくなることが予想されるため、自ら学ぶ姿勢を持ち続けることが重要です。
自身の得意分野を見つけ、専門知識やスキルを磨くことで、他者との差別化につながります。
さらには、自ら研究的な視点を持ち、業界の発展に貢献することも重要です。
自己啓発と柔軟な対応力を持ちながら、理学療法士の使命である健康と生活の質の向上に努めましょう。
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