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将来の自分の仕事を考えるうえで適性・仕事内容・働く場所は大切な要素ですよね。
理学療法士に興味を持ったとしても、「自分は向いているのか」「理学療法士の仕事内容や働いている場所がわからない」などと悩むこともあるでしょう。
この記事では「理学療法士に向いている人の4つの適性」「理学療法士の仕事内容」などを紹介しています。「自分が理学療法士に向いているのかわからない」「理学療法士の仕事内容・働いている場所を知りたい」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
あなたが理学療法士に向いている人かのかわかるので、将来の自分の仕事を考えるのにとても役に立ちます。
理学療法士という職業は、人との関わりはもちろん、医学の知識・技術が求められます。そのため、性格的に向いていない人は苦労する場面があるでしょう。しかし、下記項目に当てはまる方は、医療職の中でもとくに理学療法士に向いています。
・信頼関係の構築ができる
・細かい変化に気づける
・継続して知識を習得できる
・我慢強く患者さんと向き合える
これらすべての項目に当てはまる必要はありません。
どれか1つでも当てはまれば理学療法士に向いているでしょう。あなたが、上記4つの適性に当てはまっていなくても、理学療法士になるのをあきらめる必要はありません。オープンキャンパスに参加し、学校の先生に相談してみましょう。あなたが気付いていない適性を発見できるかもしれません。
リハビリテーションを実施するにあたり、信頼関係を構築するのは大切です。信頼できない人に、自分の身体の治療を任せるのは不安ですよね。
患者さんとコミュニケーションを取ることで、信頼関係が構築でき、本音で話してくれるようになるようになります。患者さんに対して最適なリハビリテーションを提供するためには、「コミュニケーション能力」が重要です。
理学療法士が相手にするのは患者さんだけではありません。患者さんの家族とも関係性を構築しなければいけない場合もあります。患者さんが1人で生活するのが困難な場合、介助方法や家屋環境の提案なども行なうので、家族ともコミュニケーションを取る必要があります。
リハビリテーションはチーム医療なので、医師・看護師・介護士・ケアマネージャーなどの多職種とも連携を取る必要があり、ここでもコミュニケーション能力が求められるでしょう。
理学療法士は、日々の患者さんの変化や治療前後での変化に気付く必要があります。身体機能の回復度合いに合わせて、治療プログラムを組み立てます。治療の前後で変化がなければ、治療方法の再検討も必要です。変化に気づける「洞察力」が大切になります。
例えば、痛みを感じれば「眉間にシワがよる」「いつもと違う動きになる」などの反応が見られます。小さな異変に気づけると、より効果のある治療を行えます。
患者さんが言葉にしていなくても、身体の反応や表情から異変に気づけるように努めることが重要です。
医学は日々進歩しています。数年前の常識が非常識になっている場合もあります。理学療法士には、新しい知識を習得したいと思う「向学心」が大切です。
リハビリテーションには、様々な治療方法が存在します。限られた時間の中で、成果を出さなければいけないリハビリテーションでは、効率的に行動することが重要です。継続して新しい知識を習得しようとする向学心がある人は、理学療法士に向いているでしょう。
リハビリテーションは、一度おこなえば治るというものではありません。入院患者さんで長い人では、約半年の期間、ほぼ毎日リハビリテーションをおこなう場合があります。継続しておこなう必要があるため、理学療法士にもそれを支える「忍耐力」が求められます。
特に老人保健施設で働く場合は、利用者さんの身体機能の改善よりも維持を目的とする場合が多いです。目に見える変化が得られにくい状況で、長い期間リハビリテーションを行わなければいけません。
理学療法士が働いている場所は病院以外にもあります。理学療法士が活躍している場所は、福祉施設・教育現場・研究機関・行政・企業・スポーツ分野などです。
それぞれの場所で行っている、仕事内容やリハビリテーションの目的などは異なりますので、紹介していきます。
医療機関では、入院と外来でのリハビリテーションに分けられます。どちらも理学療法士がおこなうべきことは同じです。怪我や病気により、身体機能が低下してしまった人に対して、元の状態に戻れるようにリハビリテーションを提供します。
入院患者さんであれば、在宅復帰を目標とし、外来患者さんであれば、日常生活での不自由さの改善などを目標とするでしょう。
福祉施設には老人福祉施設・児童福祉施設・身体障害者福祉施設などがあります。この中でも、特に理学療法士が活躍している人数が多いのが老人福祉施設です。
その他にも多くの福祉施設があります。詳しく知りたい方は「日本理学療法士協会 統計情報」をご覧ください。
高齢者を対象としている場合、身体機能や過去の病気などを考慮して、リハビリテーションを提供しなければいけません。
児童福祉施設では、知的障害や肢体不自由などの障害の程度や、発達段階に合わせたリハビリテーションが必要になります。
大学や研究機関では、特定の疾患や障害に対して行っている治療効果を確かめる研究を行い、学会で発表しています。
教育現場は、専門学校や大学で教員として活躍している理学療法士もいます。
上記3つの項目以外に、理学療法士が活躍している場所として、行政機関・企業・スポーツ分野などです。
行政機関 | 介護予防や市民講座などで地域の人たちに対して、様々な働きかけをおこなっています。 |
企業 | 主に福祉施設の管理者や代表取締役として活躍しています。 |
スポーツ分野 | トレーナーとしてプロスポーツチームなどでも活躍しています。 |
理学療法士の仕事内容は「患者さんの身体評価・リハビリプログラムの作成」から「住宅環境の提案」まで多岐にわたります。ここでは、多くの仕事内容の中から4つの仕事内容の一部を紹介していきます。
医師からリハビリテーションの処方が出されると、患者さんの情報も提供されます。提供された情報を元に、患者さんと話をします。このときに、患者さんの訴えを聞くことが大切です。患者さんが望んでいる目標を達成できるように、身体機能の評価やリハビリプログラムを考えます。
身体機能を回復させる訓練は大きくわけて「運動療法」「徒手療法」「物理療法」の3つです。
運動療法 | 患者さんに身体を動かしてもらうことで、機能改善を図っていきます。 |
徒手療法 | 理学療法士の手を使って機能改善を図る方法です。 マッサージやストレッチなどが徒手療法になります。 徒手療法は様々な手技があり、治療対象も様々です。 |
物理療法 | 「温熱療法」「電気刺激療法」「光線療法」などです。 物理的な手段を用いて、筋肉を柔らかくしたり、痛みをとったりします。 |
在宅復帰する患者さんに、住宅環境で改善が必要な箇所があれば、改善案などを提案します。患者さんの身体機能を最も把握できているのは理学療法士です。自宅での動作を考えたときに、どの場所に手すりがあれば「安全なのか」「介助量の軽減が図れるか」などを考えて最善の方法を提案します。
ケアマネージャー・福祉用具業者・建築関係者などの他職種とも連携をとりながら、住環境の提案をおこなう場合もあります。
理学療法士に向いている人は「コミュニケーション能力」「洞察力」「追求心」「忍耐力」がある人です。すべてが当てはまる必要はありませんが、どれか1つでも当てはまる人は理学療法士に向いています。
理学療法士が活躍している場所は、医療機関・福祉施設・教育現場・研究機関・行政機関・スポーツ分野・企業など多岐にわたり、幅広い分野で活躍できます。
また、理学療法士の仕事は「患者さんの身体機能を回復させる訓練をおこなう」「補装具の適合性を評価する」「住宅環境の提案」などです。患者さんの生活まで考え、リハビリテーション以外のこともおこなっていきます。
この記事を読んで、「理学療法士に興味がでた」「向いているかも」「もっと具体的に知りたい」という方は、ぜひオープンキャンパスなどにご参加ください。
今後の進路を考えるきっかけになるかもしれません。
お会いできる日を心待ちにしております。
ぜひ当校へお気軽にお越しください。