コラム

 

小児科看護師になるには?求められる能力や向いている人の特徴など

看護師と親子

子供と関わることのできる小児科は、数ある診療科の中でも看護師の人気が高い分野の一つです。
子供たちの可愛い笑顔を支える手助けができるため、子供好きにはとてもやりがいの大きい職場と言えるでしょう。

 
そこで、本記事では「小児科看護師になるには?」をテーマに小児科看護師になる方法や、求められる能力、向いている人の特徴について説明していきます。

 
看護師として働きながら、子どもに関わる仕事がしたい人はぜひ本記事を参考にしてみてください。

 

小児科看護師になるには?

病院の受付で働く女性
小児科看護師になるには、正看護師の資格以外に特別必要な資格は必要ありません。
転職や就職時に、小児科がある病院に就職するだけで、小児科の看護師になることができます。
また、病院以外の職場では、クリニックや保育園でも小児科看護師は活躍できます。

注意する点として、保育園看護師や個人の小児科クリニックなどでは小児科での経験を応募条件として挙げている場合があります。
保育園やクリニックでは、就職後すぐに即戦力となる人材を求めているケースが多いため、子どもの対応に不慣れだとコミュニケーションや対応で困るケースが多いからです。

もし小児科の経験がない場合、一度総合病院などで小児の経験を積んでから転職すると良いでしょう。
総合病院や大学病院では応募条件に経験を問われることは少ないため、未経験でも小児科看護師になることができます。

 

小児科看護師に求められる能力・スキル

勉強する若い大学生のキャンパスライフイメージ
小児科看護師に求められる能力やスキルについては、一体どのようなものがあるでしょうか。
詳しく見ていきましょう。

 

成長発達に関する知識

子供たちは、入院や闘病生活を送っていても日々成長しています。
そのため、看護師は単に治療をサポートする役割だけでなく、子共の年齢に合わせたコミュニケーションや遊びを通して、成長を促すような関わりが求められるのです。

例えば、小児科の対象年齢は0歳~18歳と年齢幅も広いです。
接し方や言葉遣い一つとっても、患者さんの年齢によっては全く異なってきます。

他にも、子供の成長には遊びの概念が欠かせませんが、どの程度の年齢になれば何の遊びができるようになるかご存じでしょうか。
小児科看護師はそういった遊びに対する知識も把握してなければなりません。

このように、小児分野では成長発達に関する知識が必要になります。

 

鋭い観察力

子どもは大人のように言語能力が発達していないため、「○○が痛い」「気持ちが悪い」という風に身体症状を正しく他人に伝えることができません。

年齢が0~1歳であればさらに体調不良を見極めるのは難しいため、些細な変化から看護師が体調変化を感じ取らなければならないのです。
「いつもと泣き方が違うな」「なんとなく機嫌が悪い」といったわずかな材料で子供の異変をキャッチしなければいけないため、鋭い観察眼が必要です。

 

コミュニケーション力

小児科看護師の場合、子供たちの各年齢に沿って声掛けや説明を行わなければなりません。
そのため、声掛けのバリエーションだけでなく、声のトーン、表情を使いながら常にコミュニケーションを工夫して子供たちと関わっています。

また、小児科看護師はが関わる相手は何も子供だけではありません。
子供を取り巻く家族への看護もとても重要になってくるのです。

子供の病気に直面した家族は、大きな不安や葛藤と戦わなければなりません。
家族の多様性や価値観を尊重しながら、子供を含めた家族全員が前向きに治療に取り組めるよう支援していきます。

 

小児科看護師に向いている人の特徴

看護師と女の子
ここまでは、小児科看護師に必要なスキルについて紹介してきました。
次は小児科看護師に向いている人や性格の特徴を説明していきますので、自分にあてはまるものがないかチェックしてみましょう。

 

子どもが好きな人

小児科看護師にとって一番重要といえることは、子どもが好きかどうかです。
大変なことが多い小児分野ですが、やはり子どもたちの笑顔や成長に関わる機会は多いです。
そのため、本来から子供好きであると、看護する中でも自然と自分のやりがいを見出しやすく、仕事も楽しんで行っていけるでしょう。

また、病気と闘う子供のなかには、大人の気持ちや表情に敏感な子も多いです。
「子どもが苦手」という意識を強く持っていると子供に伝染することもあるため、子どもや両親が不安を感じやすくなってしまいます。

そのため、子どもが好きというのは小児科看護師にとって必要不可欠といってもいいでしょう。

 

忍耐強い人

忍耐強い人も、小児科看護師に向いています。
子どもは大人と違って心理的発達が未熟なため、時には癇癪を起こしたり、心理的負担が大きい時には啼泣が止まらないことも多いです。

一度の声かけで全て理解できないことも多いため、長期的に関わる必要があります。

そのため、看護師も忍耐強く子供たち一人ひとりに合わせた看護が必要になります。

 

丁寧な人

小児科看護師では、成人看護よりも細かい技術が求められることが多いです。
例えば、薬剤や内服を扱う時も、対象年齢が低くなればなるほど扱う単位も薬量も少なくなります。

新生児などでは0.1ml単位で薬剤を扱うことも多く、細かな作業が必要になります。
また、触れる際も愛護的に関わる必要があり、何事も丁寧に作業を行うという方は小児科看護師に向いていると言えるでしょう。

 

小児科看護師に興味がある方へ

小児科の看護婦
看護師の中でも子どもと関わる小児科看護師は、診療科の中でも人気の職業の一つです。困難な状況でも子供たちとその家族の支えとなり、重要な役割を果たしています。

 
小児科看護師になるには、まず看護師としての基本的な資格を取得することが必要です。
看護学校への進学を考えている方は、下関看護リハビリテーション学校をご検討ください。

 
質の高い看護教育を通じて、あなたの夢を叶えるお手伝いをさせていただきます。ぜひ、学校説明会に足を運んでみてください。

 
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