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看護学校への進学に興味を持っている方の中には、「看護学校ではどのような実習をするの?」「実習は大変なの?」と気になる方もいるのではないでしょうか。
看護学校では、学校内で実施する実習や病院や施設で行う実習があり、目的によって実習スケジュールや実習先は異なります。看護実習に対して辛いというイメージを抱く方は多いのですが、実習は看護師として現場で働くために、さまざまな能力を身につけられる重要な時間です。
この記事では、看護学校の実習時期や期間、具体的な内容などを詳しく解説します。看護学校の進学を検討している方や実習に対して不安を感じている方は、ぜひ参考にしてください。
看護学校の実習は、厚生労働省によって時間や期間、内容などが定められている養成カリキュラムです。学校ごとに実習のスケジュールを組み立てており、必要な実習日数を受けなければ、看護師国家試験を受験する資格が得られない可能性があります。
実施の目的は、医療現場において学科で学んだ知識や技術がどの程度、活かせるのかを把握することや、臨床現場における看護師としての基礎的な能力を養うことです。
看護師は、患者の看護に加え、場合によっては医師より家族と接する機会が多くなるため、他職種と連携しながら働く必要があります。看護技術だけではなく、円滑なコミュニケーション力や判断力、臨機応変に動ける力など、多くの能力を身につけなければなりません。
看護学生のうちから現場で働く看護師と一緒に行動することで、嬉しい経験や辛い状況も体験します。多くの経験を重ねていければ、実際に看護師として働いたときのギャップも少なくなるでしょう。
このように、現場だからこそ得られる能力や経験できる場面が多く、卒業後も自信を持って看護師として働くために、看護学校の実習は必要なカリキュラムといえます。
看護学校の実習には、学校で看護技術を習得する「学内演習」と、実践力を養う「臨地実習」の2種類があります。
学内演習は、臨床現場をシミュレーションできる環境の中で、現場で必要な看護技術の練習を繰り返し実施できる授業です。学生同士で技術を提供し合い、患者の気持ちになって良い点や改善点をお互いに伝えられます。
何度も繰り返し練習する必要があり、大変さを感じる看護学生は多いのですが、自信を持って病院での実習に臨むためには必須です。また、学内演習では、学校の先生によって技術チェックも行われます。練習や技術チェックを受けることで、臨地実習に向けた実践力を身につけられるでしょう。
臨地実習は、さまざまな診療科の病院や保育施設、高齢者施設などの現場で実習を行う授業です。小児から高齢者の方までを対象にして、さまざまな病院や施設で実習し、現場で働くうえで必要な判断力や問題解決の力、コミュニケーション力などを身につけます。
また、さまざまな現場で働く看護師を見られるので、将来自分がどのような場所で働きたいのかを決めるためにも大切な授業です。
このように、看護学校では学内演習と臨地実習を繰り返し、看護師の役割や基礎的な技術、各領域で働くための実践力を養います。
3年制の看護学校では、1年生のうちから基礎実習が始まり、3年間で必要な実習をすべて受けなければなりません。
ここでは、1〜3年生の学年別に実習内容を紹介しています。
1年生は、看護の基礎をしっかりと学ぶスケジュールになっています。学内では、ベッドメイキングや食事介助、排泄介助などの演習を繰り返し、患者さんの身の回りの看護をするのが主な内容です。
また、臨地実習はまだ本格的な内容ではありません。病院内を見学しながら、患者さんとのコミュニケーションを体験したり、看護師が行っている基礎的な技術を学んだりします。臨地実習の期間は1週間〜2週間ほどであり、主に学内演習や座学の授業が多いのが一般的です。
2年生は、1年生で養われた基礎的な看護力を活かして、臨床実習を中心のカリキュラムが設けられています。成人や高齢者、小児、母性、精神、地域・在宅などの看護の領域別に、看護師としての専門性を高める実習です。
学内演習では、模型やモデル人形を用いた基礎技術の学びが始まります。赤ちゃんの沐浴演習や採血練習などを学び、現場で提供する看護技術の流れを身につける演習です。
また、秋頃になると約8週間という長期間の領域実習が始まります。実際に各領域の病院施設で患者さんを受け持ち、指導者にサポートしてもらいながら、看護計画の立案や看護の提供を実践する実習です。
これらの実習を通して、実際の患者さんに看護を展開する方法を学びます。
3年生は、2年生からの領域実習が引き続き行われ、約10週間にわたり各領域の看護技術を実践します。その後、秋頃からは統合実習が約2週間行われるというスケジュールが一般的です。
統合実習とは、それまで学んだ知識と技術を最大限に活かして、各領域で患者さんを受け持ったり複数の患者さんに対応したりといった、実務に近い実習になります。
統合的な看護力やコミュニケーション力、判断力などが養われ、即戦力のある看護師として現場で働くことができるでしょう。
先述した通り看護学校の実習は、学生同士で行う学内演習と実際に働く看護師と一緒に行う臨地実習があります。
実習とはいえ、看護の現場は人の生死に直接関わるため、学校の先生も実習の指導者も厳しい場合があるでしょう。看護師としての判断力や責任感、安全な看護を提供するために、厳しい指導を受けても理解しておくことは大切です。
また、病院や施設で過ごす患者さんと接するときは、スムーズなコミュニケーションが取れずに悩む看護学生さんも多くいます。その場合は、カルテや指導者からしっかりと情報を収集し、患者さんが心を開いてくれるような関わり方をしなければなりません。
実習中だけではなく、実習記録や看護記録、事前学習などの量も多く、実習期間中はプライベートな時間が取れないほど忙しいケースもあります。
一人で抱え込まずに、学生同士で会話をしたり適度な息抜きをしたりして、辛い実習期間を乗り越えることが大切です。
看護学校の実習は、学科で学んだ知識と技術を現場で応用し、看護技術やコミュニケーション力、適切な判断力などを養うために行われます。
基礎的な看護演習から各領域における専門的な演習まで、学校ごとに定められたスケジュールで進めることが一般的です。
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丁寧で充実したサポートが受けられ、医療現場で即戦力となる看護師になれることが強みです。また、医療現場を意識した演習とシナリオが整っているので、確実に技術習得ができるでしょう。
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