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病院やクリニックで働くイメージの強い看護師ですが、実は暮らしの様々な場所で活躍しているのをご存じでしょうか。
本記事では、看護師の病院以外での働き方について詳しく紹介していきたいと思います。
看護師の就職先は、病院以外にもあります。
勤務形態や求められる能力も職場ごとに異なるため、病院という職場が合わなくても大丈夫です。
これから看護師をめざしたい、看護師の仕事に興味があるという方は、本記事で紹介する病院以外の職場をぜひ将来の就職先候補に入れてみてはいかがでしょうか。
厚生労働省による令和2年度の就業医療関係者の概況調査によると、常勤で勤務している看護師で一番多い割合を占めている就職先は病院で、全体の69%という結果でした。
次いでクリニックなどの診療所で働いている割合が13.2%です。
病院で7割、クリニックで1割だとすると、残り約2割の看護師は、どのような場所で活躍しているのでしょうか。
看護師のクリニック・病院以外の就職先としては主に以下の通りです。
【看護師の病院以外の主な就職先】
・介護保険施設
・社会福祉施設
・訪問看護ステーション
・学校・養成所
・保育園
・産業看護師(一般会社)
病院では夜勤があり、土日も出勤になってしまう看護師は、ワークライフバランスが取りづらいという方も多いでしょう。
しかし、上記のような病院以外の就職先では日勤のみや土日休みなど、規則正しく働ける職場も多いです。
もちろん、夜勤を重点に行いたい人は夜勤付きの施設もあるため、自分の望むライフスタイルに合わせて働き方が選べます。
病院での看護師の役割は、患者さんの入院中の療養のお世話と医師の診療の介助です。
それでは、病院以外の就職先では看護師には一体どのような役割があるのでしょうか。
病院以外で働く看護師の役割を覗いてみましょう。
介護保健施設とは、介護保険サービスで利用できる公的施設を差し、介護保険の対象になる高齢者が入居しています。
特別養護老人ホームや介護老人保健施設といった施設が、介護保険施設に該当します。
介護保険施設での看護師の大きな役割は、入居者の健康管理です。
日々、バイタルチェックや内服の管理を行い、具合が悪い入居者がいれば病院といった医療機関につなげる役割を果たします。
病院にいる患者さんは、病気の治療や医学的管理のために入院しています。
しかし、介護保険施設は入居者にとって生活の一部であり、かつ在宅へ戻るための途中経過にあたります。
そのため、一人ひとりの入居者が、病気と共存しながらも自分らしく生活できるよう、個別性を考えた援助をしていくことが必要です。
社会福祉施設とは、高齢者、児童、精神疾患や生活困窮者といった支援が必要な人のための公共施設になります。
老人福祉施設や障がい者支援施設、婦人保護施設、児童福祉施設など様々な施設が該当します。
社会福祉施設での看護師の役割は、日常の健康管理や日常生活の援助が主です。
介護保険施設とは異なり、対象は高齢者だけでなく就職先によっては0歳児といった乳児も対象になります。
各分野で専門性が求められるため、精神や小児といった分野に特化して働きたい人におすすめです。
訪問看護ステーションでは、在宅で医療的ケアが必要な方の自宅を訪れ、利用者の自宅で看護を提供します。
行う処置はバイタルチェックといった健康管理から、排泄援助や点滴管理など求められるスキルが幅広いです。
また、訪問看護では、大体一人で利用者の家を回ることになるため、急変時には自分一人で対処しなければならない場面もあります。
そのため、利用者の病態や状況をアセスメントし、冷静に対応する判断力も必要です。
勤務形態は、土日休みの看護ステーションもあれば、24時間体制を取っておりオンコールがあるステーションもあるため、自分に合った働き方を選ぶといいでしょう。
看護師には、自分が看護を提供する側ではなく、次世代の看護師を育成する大学教員や養成所教師といった指導者をめざす道もあります。
看護教員は、授業や実習を通して、看護知識や技術を指導することが主な仕事です。
通常授業に加え、生徒一人ひとりに国家試験対策や進路指導もしなければならないため、看護師として働いていなくてもやりがいは満点です。
看護師は、保育園でも働けるのをご存じでしょうか。
主に、体調が変化しやすい0歳児〜2歳児を担当することが多く、保育士だけでは不安な体調面や急変時のサポートをします。
また、園児が怪我をしたり具合が悪くなった時も、身体状況を判断して簡単な処置をしたり、保護者への連絡を行います。
季節によっては、健康だよりを作成して流行風邪の防止を呼び掛けたり、園児や保護者、職場スタッフを対象に疾病教育を行います。
産業看護師とは、一般企業や医療機器メーカー、製薬会社等で働く看護師を差します。
一般企業では、医務室や健康管理センターに所属し、社員の健康指導やメンタルヘルスチェックを担当します。
時には、健康診断のフォローや事前準備も看護師が行います。
製薬会社では、治験コーディネーターとして、治験の臨床実施がスムーズに進むようサポートすることもあります。
産業看護師は、土日祝休みの国民スケジュールに沿ってお休みが取れることも多いため、規則正しく生活したい人にもおすすめですね。
看護師が病院以外の就職先を考える場合、次のことを意識してみてください。
・臨床経験や条件は満たしているか?
・必要資格は?
・仕事内容の理解は十分か?
・ライフワークバランスは取れるか?
なかでも、臨床経験や条件には注意しましょう。
病院以外の就職先では、”臨床経験〇年以上”と明確に定められているケースがあります。
他にも、応募条件を満たさない場合は書類審査も通過できなくなってしまうため、まずは病院といった臨床で経験を積むことが必要です。
また、仕事内容も就職をする前にしっかり把握しておくといいでしょう。
病院とは仕事内容が全く異なる場合もあるため、「想像していたのと違った」というようなギャップに苦しまないよう、興味のある就職先の看護業務を入念に調べておくことをおすすめします。
看護師の病院以外の就職先について解説してきました。看護師の就職先は、クリニック・病院以外にも多数あります。
産業看護師や施設看護師、訪問看護ステーションなど多様な職場があるのです。
数ある就職先のなかで、自分のライフスタイルに合った仕事を探せる看護師は、資格職かつ需要が高いからこそできる働き方でしょう。
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