コラム
学校紹介
理学療法学科
看護学科
各種サポート・
キャンパスライフ
オープンキャンパス
入試情報
コラム
文系出身で看護師の仕事に興味がある人のなかには、「看護師は理系の仕事だから、文系の自分には向いていないのでは?」「文系から看護師を目指すために、勉強しておくべきことは?」と考える方もいるでしょう。
理系と文系、どちらの分野出身でも看護師になることは可能です。ただし、看護学校の入試科目では理系の範囲も含まれるため、試験の対策をしておくと良いでしょう。
この記事では、文系出身者が看護師を目指すうえでの疑問や不安に答えていきます。看護学校の入試科目や学習内容についても詳しく解説しますので、文系出身で看護師に興味がある方は、参考にしてください。
看護師の仕事は、理系出身者が多く働いている職業という印象を持たれるかもしれません。勉強する内容として、人体の構造や薬の作用、病気のメカニズムなど、科学的な知識を必要とする内容が多いからです。
しかし、看護師の仕事は医学的な知識だけでは難しく、文系的な要素も必要になります。例えば、コミュニケーション力や観察力、問題を解決する力などが挙げられるでしょう。
このように看護師の仕事は、理系と文系の両方の要素が大切だといえます。
患者さんの状態を理解し、適切なケアを提供するためには理系的な知識が必要です。一方で、患者さんや家族とのコミュニケーション、心理的なサポート、倫理的判断などには文系的な要素が必要になります。
つまり、どちらか一方の分野で目指すのではなく、理系と文系どちらの分野も勉強することがおすすめです。
文系出身でも看護師になれます。実際に、文系の勉強をしてきた方が看護師を目指すケースも少なくありません。
文系出身者が看護師を目指す強みには、以下のポイントが挙げられます。
スキル | 強み |
コミュニケーション能力 | 患者さんや家族、他の医療スタッフとの円滑なコミュニケーションに |
人間理解 | 文学や心理学などの学びが、患者さんの心理状態の理解に |
論理的思考力 | レポートや論文作成の経験が、看護記録の作成や状況分析に |
語学力 | 外国語学部出身者は、外国人患者さんへの対応で強みを発揮 |
文系の方が、これまで学んできたことは看護師としての素養を作り上げるために役立つでしょう。一方、文系出身者が看護師を目指すうえでの課題は、以下の3つが挙げられます。
不足しているスキル | 課題 |
理系科目の基礎知識 | 生物や化学などの基礎知識が不足している可能性がある |
医学用語の理解 | 専門的な医学用語に慣れるのに時間がかかる場合がある |
数的処理の能力 | 薬剤の計算など、数学的な処理が必要な場面がある |
文系の方が悩む課題は、入学前の試験に向けた準備学習や入学後の勉強で身につけることが可能です。
看護学校のなかには入学後に補習授業を実施しており、文系出身者のサポート体制が整っている学校もあります。
看護学校の入試科目は、大学や短大、専門学校などの種類によって異なります。文系出身者にとっては、国語や英語、小論文は得意分野として活かせるでしょう。一方で、数学や理科については苦手意識を持つ方も多いかもしれません。
入試では、主に下記の科目が出題されることが多いです。
・基礎学力(国語や数学など)
・小論文
・面接
これらの科目によって、看護師としての基本的な能力や知識、コミュニケーションスキル、倫理観を総合的に評価します。それぞれの科目について詳しく解説します。
看護学校の入学試験に含まれる基礎学力は、ほとんどが高校卒業レベルを想定しています。一般的に必要な科目は、以下のとおりです。
・国語
・数学(1A・2B)
・英語
・生物基礎/生物
・化学基礎/化学
ただし、看護学校の受験には、これらの科目が全て必要というわけではありません。受験する学校によって求められる科目や偏差値が異なります。
看護学校の小論文は「看護師を目指す理由」といった看護観や、「少子高齢化について」「多様性について」といった社会問題まで、広い範囲のテーマが出題されます。
小論文で評価される項目は、以下のとおりです。
評価の項目 | 内容 |
倫理観と人間性 | 看護師は倫理的な判断が重要のため、倫理観や道徳的判断能力が看護師として適性があるのかを判断 |
問題解決力と論理的思考 | 複雑な状況で問題を解決する力や自分の意見を論理的に展開できる能力、具体的な事例を挙げて論理的に説明するスキル |
表現力と文章構成 | 記録を正確に残すために、自分の考えを明確に伝え、論理的な文章構成で表現するスキル、読みやすくかつ説得力のある文章が重要 |
受験する学校によっては、評価の難易度が異なり、より幅広い視点で評価される場合もあります。自身の進学先について、過去に実施された小論文試験の出題傾向や内容を分析し、しっかりと対策を立てることが大切です。
看護学校の入試では、面接は極めて重要な科目です。
面接では、受験者が看護師としての適性や資質を持っていること評価するために、面接官からさまざまな視点の質問を受けるのです。
よく問われる質問については、以下を参考にしてください。
・看護師になりたいと思った理由
・本校を志望した理由
・自分の長所と短所
・学生時代に頑張ったこと
・心に残ったエピソード
・入学後に頑張りたいこと
例えば、「なぜ看護師になりたいのか」という質問は、看護師を目指す動機や意欲、看護師への理解を知るために問われます。他にも、コミュニケーション力や倫理的な判断力、誠実さなど、看護師として問われる能力は多岐にわたります。
質問の意図をしっかりと把握し、落ち着いて質問に答えられるように事前に準備をしましょう。
看護学校では、看護師として必要な知識や専門的な技術を幅広く学びます。主な学習科目は、以下のとおりです。
基礎科目 | 心理学・基礎科学・社会学・教育学・保健体育・日常の英会話など、看護の基礎の一般教養の科目 |
専門基礎科目 | 解剖学・生理学・病理学・疾病学・薬理学・栄養学など、看護師の基礎能力となる科目 |
専門 | 基礎・成人・老年・小児・母性・精神などのそれぞれの看護学や、より専門的な看護の知識と看護実践の基礎技術を習得する科目 |
臨地実習 | 病院や施設での実践的な実習 |
統合分野 | 在宅看護・医療安全・災害看護・国際看護など、知識・技術を統合することを目的とする科目 |
これらの科目は、理系の内容が多く含まれていますが、文系の知識や視点を活かして習得できる場面が多くあります。
看護学校での授業で大切なのは、継続的に学習を続けていくことや実践を通して理解することです。座学で学んだ知識を、臨地実習を通じて実践的に理解することで、より深い学びにつながります。
看護師は、人体の構造やメカニズム、数的処理などの理系分野の知識を必要とします。しかし、コミュニケーション力や人間理解などにおいて、文系の知識も役に立ちます。
養成学校に入れば、看護師に必要な知識を基礎から学べるため、理系も文系も関係ありません。
下関看護リハビリテーション学校は、看護師に必要な知識・技術を幅広く学べる専門学校です。知識の豊富な教師たちのもと、独自の国家試験対策や個別指導も行っているため勉強に不安な方も安心です。
文系出身で勉強が不安という生徒一人ひとりに合わせた教育を実施できるため、理系や文系関係なく、看護師を目指しやすい環境を提供しています。
文系から看護師を目指したい方は、下関看護リハビリテーション学校にお気軽にご相談ください。
>>下関看護リハビリテーション学校「看護学科」の詳細はこちら