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将来、看護師を目指している人や興味がある人の中には、「看護師の仕事は忙しいの?」「忙しい時期や診療科による違いはあるの?」と疑問を持つ人もいるでしょう。
看護師は、慢性的に人手不足が続いていることや、覚えるべき業務、一人あたりの仕事量が多いことから、基本的には忙しい職業です。
特に時期や時間帯、勤務している病棟、診療科によって忙しさが左右されます。しかし、激務だといわれる看護師の仕事には、多くのやりがいや魅力があるのも事実です。
この記事では、看護師の仕事が忙しい理由や特に忙しい状況などを詳しく解説します。また、看護師の仕事に対するやりがいについても紹介するので、これから看護師を目指す方はぜひ参考にしてください。
看護師は、一つの業務ではなく、さまざまな理由が重なって忙しさを感じる職業です。看護師が忙しい理由として、以下の4つが挙げられます。
・慢性的な人手不足
・不定期に起こる出来事
・覚える業務量の多さ
・日々の勉強や後輩の育成
人手不足の看護業界では、看護師一人あたりの負担が非常に大きい病院が数多くあります。そのため、覚えるべき業務量や残業が増えてしまい、忙しさを感じるのです。
救急対応や突発的な検査、治療内容の変更といった、予期せぬ出来事も日々起こります。人手不足の中で不測の事態が起これば、看護師は休憩する暇もなく仕事をしなければなりません。
また、常に進歩する医療と配属される診療科の勉強や、新人看護師や看護学生への指導も業務の一貫です。人手不足や後輩の育成、イレギュラー対応など、ゆっくりとした休息が取りにくい看護師は、忙しい仕事といえるでしょう。
看護師の仕事は、時期や曜日・時間帯によって忙しさが異なります。
それぞれ詳しく解説します。
一般的に、新人看護師を教育する春の時期と患者が多くなる時期は繁忙期といわれています。
特に、冬は急激な冷え込みによる心筋梗塞や脳梗塞、凍結による交通事故、ウィンタースポーツの外傷で患者が増える時期です。インフルエンザや胃腸炎などの感染症も流行するため、看護師の業務が急増します。
8月頃は猛暑による熱中症の患者や、水難事故による搬送が増える時期です。このように季節的な影響は、看護師の仕事量を左右します。
また、4月は新人看護師が入職するため、通常の業務に加えて新人指導で忙しさを実感するでしょう。
日勤の時間は、看護師の人数が確保されており、仕事量は分散されやすいです。しかし、夜勤は少人数の看護師のみでの対応になりますので、患者の病態によっては忙しさが増します。
常に仕事が忙しい看護師ですが、月曜日や連休明けは特に忙しいと実感する曜日です。週末に体調不良の患者が一気に来院したり、入院や検査対応に追われたりするためです。
また、土日は基本的に看護師の人数が平日よりも少ない曜日です。しかし、通常の業務に加えて、見舞い対応が増えるため、より忙しさを感じやすいと言われています。
看護師の仕事は、同じ職場でも診療科によって忙しさが異なります。特に忙しく大変な診療科は、以下の3科です。
・脳神経外科
・循環器科
・整形外科
それぞれ詳しく解説します。
脳神経外科の患者は、脳や神経系、脊髄に病気を抱えていることが特徴です。そのため、麻痺により動けない方やうまく話せない方が多く、患者対応に時間がかかります。
緊急性の高い病気や手術が多い診療科でもあり、観察力はもちろん、他の科に比べて幅広い医学的知識と看護技術が必要です。
脳神経外科は、体力面や精神面に加えて、勉強面でも大変さを実感する診療科といえます。
循環器科の患者は、心臓や血管に病気を抱えていることが特徴です。そのため、患者は心電図モニターを24時間装着し、看護師は多くの心電図モニターを観察し続ける必要があります。
患者の生死に直接関わるケースが多く、緊急性の高い患者を看護しなければなりません。看護師は、常に集中して患者の状態を観察し、異常時はすぐに対応できる力を身につける必要があるでしょう。
循環器科は、高い看護スキルを要する通常業務に加え、患者の急変に素早く対応する力が求められるため、忙しさを実感する診療科といえます。
整形外科の患者は、身体に病気や怪我を抱えていることが特徴です。そのため、日常生活において介助が必要になります。
自分では動けない患者に対して、食事や清潔、排泄、移動などの介助を行うため、体力的に負担が大きいといえるでしょう。
また、身体の不自由さで転倒するリスクがある患者に対して、看護師は転倒予防に努めなければなりません。
整形外科は、自分よりも体格の良い患者を介助することが多く、体力的に大変さを実感する診療科といえます。
看護師の仕事は忙しいだけではなく、やりがいを感じる場面も多いです。主に、以下のような場面が挙げられます。
・患者が元気になって退院する
・患者や家族に感謝の言葉をいわれる
・患者の変化や異常にいち早く気づける
・スキルやキャリアアップできる
・収入面が安定している
・自分や家族の健康管理に活かせる
患者やその家族との関わりの中で、喜びや嬉しさを直接伝えてもらえる場面が多いため、「看護師になって良かった」とやりがいを感じられます。
また、看護師の知識や経験は、社会的貢献はもちろん、自分や家族の健康管理にも活かせます。キャリアを積み、長く働き続けることで、収入面においても安定した職業といえるでしょう。
このように、患者に対する看護だけではなく、自分の人生を豊かにする職業としてやりがいや魅力を感じる看護師は多くいます。
看護師は、慢性的な人手不足や業務量の多さなどにより、日々忙しさを感じる仕事です。患者の病状が
急変しやすい診療科や季節的な影響などによって、仕事の忙しさは変化するでしょう。
ただ、看護師としての大きなやりがいも実感できます。患者や家族から「ありがとう」といわれたり、自分の素早い対応で患者を救命できたりする場面も多いものです。また、収入面や社会への貢献度においても魅力を感じるでしょう。
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下関看護リハビリテーション学校は、医療現場で即戦力となる看護師を目指せる学校です。忙しさの中にもやりがいを感じられる仕事として、興味がある方や将来なりたいと思っている方は、ぜひオープンキャンパスや学校見学に足をお運びください。