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理学療法士になるためには、実践的なスキルや知識を獲得し、安全かつ効果的な治療を提供できる能力が必要となります。
そのため座学だけでなく、実際の医療現場で行われる実習が必要不可欠です。
理学療法士になるための実習では、どのようなことを行うのかご存じでしょうか。
これから理学療法士になりたいと考えている方であれば、学生時代にどのようなことを学ぶのか気になりますよね。
そこで、本記事では、理学療法士の実習内容について詳しくまとめていきたいと思います。
これから理学療法士になりたいと思っている方は、ぜひ本記事を参考にしてみましょう。
臨床実習は、日々の勉強を実践へと繋げる場であり、実際の医療現場で行われます。
厚生労働省では、国家試験の受験資格を得るためにも必要な実習時間を定めています。
そのため、臨地実習を行わなければ理学療法士の資格は取得することはできないのです。
しかし、単に単位を修得することだけを実習の目的にするのではなく、自分の持っている知識を「理解する」「知っている」状態から、患者さんへと正しく「適応できる」ことが重要です。
現在の日本は超高齢化社会へと向かっており、医療や介護の現場では人材不足を訴える声が日々続いています。
理学療法士も例外ではなく、医療の進歩に伴い、リハビリの対象の範囲はどんどん大きくなっています。
急性期だけでなく、回復期や生活期における理学療法の提供に加えて、福祉施設や在宅など幅広い活動の場での活動、障害を持つ人々の回復促進や介護予防、健常者への健康増進など、ニーズは様々です。
あらゆる社会的ニーズに対応するためにも、臨床に出る前に実習を通して、技術の向上や学習意欲を高めることが大切になります。
日本理学療法士協会の定める臨床実習教育の手引きによると、理学療法士の実習は段階的に3つに分けられています。
・見学実習
見学実習では、患者さんへの対応等についての見学をします。
患者さんに評価・治療 を行うのが目的ではなく、患者さんや医療スタッフに対して適切な態度で接し、信頼関係を築くこと、診療チームの一員 としての理学療法士の役割について学びます。
1~2年次に行われ、期間は平均1週間程度となっています。
・評価実習
評価実習は、診療録等からの間接的情報収集や対象者への直接的情報収集(検査・測定等)を通じて、対象者の状態などに関する評価を実施します。
実習生が診療チームの一員として加わり、臨床実習指導者の指導のもとで様々な疾患・状態の対象者に対して基本的な 検査・測定等を適切に実施することを学びます。
さらに、得られた情報から障害像を考え、課題解決に 向けた仮説を立てる過程を学びます。
2~3年次に行われます。期間は3週間~1ヵ月程度行います。
・総合評価実習
総合臨床実習は、評価実習の内容に加え、対象者の全体像の把握、治療目標および治療計画の立案、治療実践ならびに治療効果判定等を学びます。また、診療録等への記載方法やカンファレンス への参加など、様々な理学療法業務についても理解を深めます。
3~4年次に行われ、実習時間は合計すると3か月以上掛かります。
それでは、理学療法士の実習ではどのようなことを学べるのでしょうか。
具体的に見ていきましょう。
理学療法士の仕事は、患者の身体機能や運動能力を評価し、運動療法や物理療法を通じてリハビリテーションを行うことです。
実習では、実際の臨床環境で患者さんと接するため、実践的な経験を積むことができます。これにより、理論的な知識だけでなく、実際の治療計画の立案や実施に必要な技術や判断力を身につけることができます。
理学療法士として大切なのは、リハビリ技術だけではありません。
実習では、患者さんや医療チームとの連携を通じて、コミュニケーションや協働能力、問題解決能力など、理学療法士として必要なプロフェッショナルなスキルの発展にも役立ちます。
理学療法士は、患者の健康と福祉を最優先に考えながら治療を行う責任があります。
実習は、倫理的な問題に直面し、それに対して適切な対応をする機会を提供します。
患者さんの気持ちに寄り添ったり、リハビリで回復する喜びを共に分かち合うことで、患者さんの人権や個人情報の保護、適切な治療法の選択などについて学ぶことができます。
理学療法士を目指す学生や実習生にとって、実習期間は重要なステップです。しかし、その過程は時に辛いものとなることもあるでしょう。
実習期間では、授業や実習の準備、レポートの作成など、様々な課題に直面します。
その結果、十分な睡眠時間を確保することが難しくなるかもしれません。
しかし、そのような辛い状況は一時的なものであり、あなたの成長につながる貴重な経験でもあります。
また、実習中には指導者からの指摘を受けることも少なくありません。
自分の未熟さや間違いによって落ち込むこともあるかもしれませんが、大切なことはその指摘を受け入れ、成長へとつなげることです。
誰も最初から完璧にできるわけではありません。指摘を受けた分だけ、より良い理学療法士へと成長することができるのです。
下関看護リハビリテーション学校の理学療法学科の実習プログラムは、将来の理学療法士を育成するための総合的な教育を提供しています。
まず、下関看護リハビリテーション学校は多くの提携病院と協力関係を築いています。
これにより、多くの卒業生が提携病院で働いており、学生は質問や相談をしやすい環境にあります。
卒業生たちは実践的な経験を積み重ね、実習生をサポートするための専門知識と経験を有しています。
学生はきめ細かいサポートを受けながら、安心して実践的なスキルを身につけることができるのです。
さらに、下関看護リハビリテーション学校の理学療法学科は、一般社団法人リハビリテーション教育評価機構による認定を受けています。
この評価機構は、リハビリテーション教育の品質向上を目指し、学校のカリキュラムや教育環境を審査するものです。
下関看護リハビリテーション学校は、評価基準を満たしており、認定を受けていることからも、高い教育水準が保たれていることが確認されています。
まずは一度、下関リハビリテーション学校のオープンキャンパスにお越しください。
在校生たちが、あなたの不安や疑問について、真摯にお答えいたします。
理学療法士になるためには、実習は欠かせない重要な要素です。
実習では、患者さんと接する実践的な経験を積むことができます。
また、実習を通じてコミュニケーションや協働能力、問題解決能力などの医療者として欠かせないスキルも磨くこともできます。
実習は辛い時もありますが、成長につながる貴重な経験です。
指導者からの指摘を受けることもありますが、それを受け入れて成長することが大切です。実習を通じて、理学療法士として必要なスキルや知識を身につけましょう。