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看護師になるためには、看護養成学校で医療における幅広い知識を勉強し、身につけなければなりません。
学生生活のうちは実習もあるため、他の大学生と比べると生活は忙しく、勉強が大変だと思う時もあるでしょう。
もし、本記事を読んでいるあなたが、これから看護師をめざしたいと考えているのであれば、実際に看護学生になった時、どのくらい勉強が大変なのだろうと不安になる方も多いでしょう。
そこで本記事では、看護学生の勉強内容に焦点をあて、実際にどういったことを学んでいるのか紹介していきます。
大変なことが多い看護学生ですが、学生時代の勉強の苦労は臨床に出た時にしっかり活きてきます。
学生になった後の具体的なイメージを持つためにも、ぜひ本記事を参考にしてみましょう。
看護師になるための勉強内容には、基礎分野、専門基礎分野、専門分野があります。
各分野の具体的な勉強内容を見ていきましょう。
基礎分野では、看護学の基礎として最初に学ぶ領域です。
全ての看護実践の基盤となり、専門基礎分野・専門分野の前提知識となるだけでなく、豊かな人間性を養う意味も持っています。
【科目例】
・体育
・生物学
・コミュニケーション学
・人間関係論
・外国語
基礎専門分野では、看護の基礎となる人体の構造や病気についての事柄を勉強します。
また、医療倫理や法律といった、看護実践者として働いていくために必要な倫理観や看護観も育てていきます。
人体の構造から、病気になった際の症状、治療、薬など、基礎専門分野から覚える知識も一気に膨大になります。
【科目例】
・生化学
・栄養学
・薬理学
・解剖生理学
・疾病学
・医療関係法規
・公衆衛生学
専門分野では、基礎専門分野の知識を活かして、幅広い年代における特徴や看護ケアの方法を学びます。
さらに、看護実践における基礎的技術や看護展開方法を学び、看護師として必要な思考力や判断力を養います。
【科目例】
・基礎看護学
・在宅看護論
・成人看護学
・老年看護学
・小児看護学
・母性看護学
・精神看護学
・看護の統合と実践
また、専門分野では各分野ごとにさらに詳しく細分化し、学びを深めていきます。
例えば、成人看護学では急性期看護、慢性期看護、終末期看護というように、病気の課程に分けて学びを深めます。
他にも、小児分野では、小児看護学だけでなく、子どもの発達段階に応じた特徴や接し方など、各分野で学ばなければならない特徴を学んでいきます。
看護師の学校では、臨床実習も重要な学習の一環です。
実習には学内実習と臨床実習の2種類があり、各実習で意義や目的が異なります。
特に、臨床実習では実際の医療現場で行われる実践的な経験を通じて、患者のケアや医療チームでの協力体制について学んでいきます。
学内実習では、臨床実習に出るために、清拭や静脈注射、採血といった看護師として必要なスキルを練習していきます。
どの技術も、看護師として働いていくためには日常的に必要なスキルとなり、卒業時には自立して1人でも行える程度まで技術を高めなければなりません。
特に重要な技術では、実技テストを行うこともあります。
【習得技術一覧】
・バイタルサイン測定
・ベットメーキング
・食事介助
・歩行介助
・車いす移乗介助
・洗髪・清拭・陰部洗浄といった清潔援助
・膀胱留置カテーテルの留置
・吸引
・点滴管理・静脈確保
・新生児の沐浴・清拭
・緊急時の心肺蘇生
臨床実習には、基礎看護学実習、領域別実習、統合実習があり、実際の医療現場で行われます。
学生自ら患者さんを受け持ち、先生や臨床看護師の指導のもと、患者さんの評価や必要な援助を考え、実際に看護を実践します。
【実習の種類】
・基礎看護学実習
基礎看護学実習では、患者さんの取り巻く環境を知り、良好な人間関係を築くことが大きな目的です。また、看護過程のプロセスを用いて、患者さんに必要な日常生活援助が実施できることが求められます。
・領域別実習
領域別実習では、学内で修得した知識と技術をもとに、さまざまな立場の患者さんに寄り添い、看護を展開していきます。
領域には成人看護学急性期、成人看護学慢性期、老年看護学、母性看護学、小児看護学、在宅看護学、精神看護学があります。
各分野では患者さんの年齢や疾患も全て異なるため、それぞれに合わせた看護が必要です。
患者さんをしっかり観察し、根拠あるケアを確立することが求められます。
・統合実習
今まで培ってきた知識・技術・態度を統合し、医療チームの中で複数の患者さんのニーズに対応しながら看護を実践する能力を身につけます。
また、看護マネジメントについても学び、リーダー研修などを通して患者さんだけでなく、看護師として病棟全体に目を向ける広い視野を養います。
看護学校での生活は、3〜4年という短い期間で必要な知識を詰め込むため、勉強や実習に追われて大変なことも多いのが現状です。
特に実習では、看護師として貴重な経験を積むことができます。
辛い、嫌だとネガティブな感情に支配されずに困難に立ち向かい、成長と学びの機会として捉えることが重要です。
それでは、より具体的に見ていきましょう。
実習中は、看護記録を残さなければなりません。
看護実習で大変な点の一つは、看護記録の量が多いことです。
患者の状態や処置内容、薬剤の投与など、様々な情報を正確かつ詳細に記録する必要があるため、時間の制約や忙しさの中で、効率的に記録を行うことが求められます。
正確な情報の伝達と連携のために、看護記録の重要性を認識し、スキルを磨く必要があります。
看護では、勉強すべきことは無限大です。
医学や看護学の知識は日々進化しており、新しい情報や技術が出てくるだけでなく、患者の疾患や治療方法も多岐にわたります。
そのため、常に最新の知識を追い求め、勉強に努める必要があります。
自己啓発や情報収集の努力が重要であり、学習意欲を持ち続けることが求められます。
看護実習では、実際の臨床現場で実習を行います。
病棟は学生を受け入れてはいますが、通常の業務は普段通り行っており、忙しい状況が続きます。
臨床指導者も、患者の急変や突発的な状況に対応しなければなりません。
学生も、看護師たちの仕事の合間を縫って質問や報告をしなければならず、身体的にも精神的にも疲れることがあります。
また、時には患者さんの苦痛や悲しみに触れることもあり、心理的な負担を感じることもあります。
自己ケアやストレス管理の方法を学び、バランスを保つことが重要です。
ここまで「看護師になるための勉強内容」をテーマに解説しました。
看護学校では、基礎分野、基礎専門分野、専門分野の3つの主要な領域の勉強をします。
また、座学だけでなく看護学校では、実習も重要な学習の一環として行われます。
学内実習では、基本的な看護技術やアセスメント力を磨き、臨床実習では実際の病院で患者のケアを行い、看護記録の作成やコミュニケーションスキルの向上に取り組みます。
看護学校での勉強内容や実習は大変なこともありますが、看護師になるために貴重な経験と成長の機会として捉え、自己啓発やストレス管理に努めることが重要です。
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下関看護リハビリテーション学校では、経験豊富な教師のもと、臨床で生かせる実践的スキルについて学んでいきます。
また、下関看護リハビリテーション学校は多くの提携病院と協力関係を築いています。
これにより、多くの卒業生が提携病院で働いており、学生は質問や相談をしやすい環境にあります。
学生はきめ細かいサポートを受けながら、実習を通して安心して看護師に必要な技術を身につけることができるのです。
まずは一度、オープンキャンパスにお越しください。
あなたとお会いできる日を楽しみにしています。