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将来の仕事を考えるうえで、仕事の「やりがい・魅力」は重要です。やりがい・魅力を感じられない仕事では長く続けられないですよね。
理学療法士の仕事に興味を持っている方で「理学療法士のやりがいは何だろう」「理学療法士の仕事は楽しいのだろうか」と悩んでいませんか?
この記事では「理学療法士のやりがい・魅力」「職場別でのやりがい」を紹介しています。やりがいのある仕事をしたいと思っている方は、ぜひ最後までご覧ください。
理学療法士のやりがい・魅力を知ることで、あなたの将来の仕事を考えるのにとても役に立ちます。
あなたは普段、どのような場面でやりがい・魅力を感じていますか?
理学療法士は、患者さんの人生の一部に関わる重要な仕事をしています。責任が大きい分、やりがい・魅力を感じる場面も多い仕事です。
理学療法士がやりがいや魅力を感じるときは主に下記の4つです。
・患者さんの笑顔を見たとき
・患者さんが前向きになってくれたとき
・理学療法士として成長を実感できたとき
・仕事の楽しさを感じられたとき
患者さんは、一人ひとり身体機能に関する悩みを抱えながらリハビリを行っています。しかし、悩みだけではなく、「痛みをなくしたい」「手が動くようになってほしい」「歩けるようになりたい」など、希望も持ってリハビリを受けているのです。
患者さんの身体機能が改善し、希望が叶うと、これまで悩みを語っていた暗い表情が、一変して笑顔になります。
この時の喜びは、普段の生活では味わえません。偶然に良くなっていただけであれば、喜びは感じられないでしょう。
「どのような治療をすれば希望を叶えられるのか」を一生懸命考え、患者さんと一緒に頑張ってきたからこそ感じられる喜びや魅力があります。
患者さんが前向きにリハビリに取り組んでくれる姿は、理学療法士にとっても嬉しいことです。
患者さんの中には「病気を受け入れられない」「何をやっても良くならない」などさまざまな理由から前向きにリハビリを頑張れない方もいます。そんな中でも、患者さんの身体機能を改善するためにはリハビリが必要です。それを理解している理学療法士は、患者さんに必要性を実感してもらえるような治療プログラムを考えたり、説明をしたりします。
リハビリの最初から最後まで、前向きになれない患者さんばかりではありません。身体機能が改善すると、患者さんも前向きにリハビリを頑張ってくれるようになります。
仲間と一緒に切磋琢磨して成長できるのも、理学療法士の魅力です。
患者さんに思ったような治療結果が出ない場合は、同僚と意見を交わしながら、次の治療プログラムを考えます。
そのため、患者さんの身体機能をより改善させるには、知識・技術が必要になります。学校でも勉強はしますが、理学療法士になってからもスキルや知識を鍛え高め、磨きをかけていくことが大切です。
人と話をするのが好きな人にとって、理学療法士は楽しい仕事です。
患者さんとリハビリをしているときは、日常会話をすることが多くあります。「若い方〜高齢者まで幅広い年齢層」「学生~会社員・社長など幅広い職業の方」のリハビリを行うので、自分が経験できないような体験談を聞けるのも理学療法士の魅力です。
理学療法士は、病院・クリニック・老人福祉施設・児童福祉施設など様々な施設で働いています。すべての施設で同じ内容のリハビリを行っているわけではなく、各施設によってリハビリの特徴が異なります。
施設 | 特徴 |
病院 | 多くの医療職との連携が必要です。病院の種類にもよりますが、週5〜7回のリハビリを提供します。 |
クリニック | 1日に多くの患者さんのリハビリを行います。週2〜3回の外来リハビリを受ける方が多いです。より専門性の高いリハビリを提供する場合もあります。 |
老人福祉施設 | 入所期間が長く、1人の患者さんとの付き合いが長くなる場合が多くあります。 |
児童福祉施設・
障がい者福祉施設 |
さまざまな障害を抱えた人たちに対して、その人に合ったリハビリを提供し、場合によっては家族への介助指導やセルフケアの指導を行います。 |
施設の特徴によっても、理学療法士のやりがいは変わります。自分が目指す理学療法士像に合う病院や施設を選ぶのが大切です。
病院では医師や看護師以外にも、「介護士」「管理栄養士」「医療ソーシャルワーカー」などのスタッフが在籍しています。リハビリはチーム医療なので、他職種との連携も必要です。もちろん「作業療法士」「言語聴覚士」とも連携をとり、リハビリを実施します。
病院では職員の数も多いので、さまざまな人の意見や知識を得られることが多くあります。自分が知っている患者さんの生活や身体機能は、一部でしかありません。他職種のスタッフから、自分では想像できないような意見や視点を貰うことで、あなたの成長にもつながります。
クリニックごとに特徴があり、強みにしているものが違います。例えば、クリニックの院長先生が「肩関節」をより専門としている医師であれば、肩に問題を抱えた患者さんが多く受診するでしょう。スポーツ分野を専門としていれば、スポーツでケガをしてしまった人が多く受診します。
クリニックでは、専門性を高められるので、他の理学療法士にはできないような技術を身につけられるのはやりがいにつながります。
老人福祉施設は、在宅復帰が困難な方、在宅復帰までに時間がかかる方などが多いため、患者さんと長期的な関わりになります。
長い期間、一緒にリハビリを行い患者さんを理解することで、その人の性格や生活様式に合わせたリハビリを提供することが可能です。
病院やクリニックでは、入院期間が決まっていたり、関われる時間が短かったりと、本当の意味でその人を理解する時間が足りません。
老人福祉施設では、その人を理解した内容でのリハビリが提供でき、長期的な関わりが可能です。
1人の患者さんとじっくり向き合えることが、老人福祉施設でのやりがいになります。
身体機能に障がいのある人たちは「1人では生活ができない」「思ったように身体が動かない」などさまざまな困難を抱えています。障がいと言っても同じような症状ばかりではありません。障がいだけではなく、家族構成・家の環境・生活スタイルなども一人ひとり違います。
身体機能だけに着目したリハビリではなく、患者さんの生活すべてを考え、多角的な視点を持ってリハビリを提供する必要があります。リハビリ対象者だけではなく、家族の方への介助指導なども必要です。
理学療法士と患者さんとの付き合いも長いです。患者さんとじっくりと向き合い、患者さんとその家族から「いつもありがとう」と感謝されると、嬉しい気持ちと共に、「もっと頑張ろう」とやりがいにつながります。
理学療法士が仕事のやりがい・魅力を感じる場面は「患者さんの笑顔を見たとき」「患者さんが前向きにリハビリに取り組んでいるとき」「仲間と切磋琢磨し、自身の成長を感じたとき」「患者さんや他のスタッフと話をしているとき」などです。
人と接することが好きな人や、知識・技術を磨き自身の成長に喜びを感じる方は、理学療法士に向いています。
理学療法士は、どこでも同じ仕事をしているわけではありません。病院・クリニック・老人福祉施設・児童福祉施設・障がい者福祉施設などで働いており、施設によって理学療法士に求められる知識・技術は異なります。
この記事を読んで「理学療法士のやりがいをもっと知りたい」「もっと仕事内容を詳しく知りたい」という方は、ぜひオープンキャンパスにご参加ください。
あなたにお会いできる日を心待ちにしております。